Intel iAPX432続き

なんと、「ハードウェアレベルでガベージコレクトをサポート」していたらしい!
すごいよ。MMUの実装方法は何となく見当つくけどそこまでやろうとは考えないって。
ちなみに周波数は最大7MHzだったそうです。7MHzで、うち40%はWaitがかかって、CISC命令で1命令何ステートもかかるようでは、そりゃMC68000に負けるわ。MC68000のシリーズの真骨頂はMMUを積んだMC68020以降ですが、一時期のワークステーションはみんなこの石使ってたもんなー。あこがれでした。MMU付のMC68020。SUN3/60とかがそうだったんだよね。物理メモリ4Byteでよく動かしてたもんです。割とSwap気にならないのね。
X68030に使われてたのはMC68030ECでMMUなしのバージョンです。仮想記憶がないとUnix like OSはちょっと厳しいかも。


メガドライブ/GenesisMC68000を大量調達したとき、Motororaの担当者は今までとは桁が違う発注に面食らったそうですが、今見ても美しいアーキティクチャです。ARMもある意味美しいけど、MC68000のプリミティブな美しさとはちょっとベクトルが違う。これに比べるとJavaは「実装効率のために無理矢理押し込んだ命令とオペコード」が透けて見えるのが残念。switch-caseで動かすことしか考えてないのが丸わかりだもんなー。命令グループとビットパターンに関連が見えないし。
最近では、長いこと愛用していた(HDDが壊れて泣く泣く使うのをやめた)iAudio M3Coldfireで、MC68000の眷属ですね。ARMのThumbに当たる不定長命令を持ってるのは美しくないけど、キャッシュがあるから気にならないんだろうな。