私のPOWERアーキティクチャの知識は古い、かも
私のPOWERアーキティクチャの知識はIBMのRS/6000についてきた「POWERアーキティクチャインストラクションマニュアル(英語)」です。実に読んだのは20年前。なので、PowerPCになってからは追いかけられていませんでした。
だもんで、Wikipediaを見てショック倍増って感じ、みたいな。
私の知っているPOWERアーキティクチャは
- RISCのくせに妙に充実したアドレッシングモード
- 4段という極端に短いパイプラインと、パイプラインストールがほとんど起きない命令セット
- クロック辺りの性能が妙にいい
- なので、省電力組み込み向けに最適
だったのですが、
- アドレッシングモードが徒になってパイプラインが長くなる(その上命令によってはストールする)
- クロック辺りの性能は並
- 省電力組み込み向けPowerPCなんてものはこの世に存在しない
という体たらく。おかしいなぁ、POWERアーキティクチャの方が省電力向けだと思ってたのになぁ。時代は変わるものですね。
ちなみに、Wiiで積まれているBroadwayはPowerPC G3互換なので、私の知っていた頃のPOWERの色を残していますが、CellのPPEやXenonはPowerPC G5互換なのでパイプラインが長くなったあとのものですね。