コラボレーションのこと(http://d.hatena.ne.jp/abee2/20090722/1248255708)

コラボレーションとしてメディアが動いていく状況の教育効果はやっぱり結構大きいものがあると思います。

特に、WonderflとScratchは引用とモディファイのシステムが非常によくできているので、作られた作品自体が直接メッセージとして働くのは面白いです。作品はプログラミング言語で作られているので母語の壁を易々と乗り越えるのもいいですね。
ニコニコ動画ピアプロはクリエイターと聴衆という組み合わせがかなり小さく(でも、見ている人はそこそこいる)密接に繋がるので、制作者が孤独にとらわれずにすみます。


創作物を媒介にしてコラボレーションを行うことができれば、創作という行為から自発的に様々なことを学べると思っています。この間のOLPCの話(http://d.hatena.ne.jp/Florian/20090712/1247378433)はまさにインターネットに対する窓が開いてさえいれば、それが彼にとっていいことかどうかはともかくコラボレーションのための手段はたくさん執れるという話が大ネタになっています。
もちろん、インターネット以前でもコラボレーションはありました。パソコン雑誌なんてのは読者間のコラボレーションで持っていましたし、ファンジンなんてのもきちんと機能していました。もっとも、インターネット以前にコラボレーションを行うためのコストと心理的障壁はやっぱり結構大きく、継続することも非常に苦痛でした。リモートで同人誌を作るのがどれだけ大変だったか(しみじみ)。
閑話休題。小学生が(個人的に)世界に羽ばたくようなグローバルな世界を作ることができれば面白いと思っています。あくまで実利じゃなくて、面白いというところを優先してます。自分が小学生の時にインターネット接続する手段があったら、ネットニュースに自作ポエムや小説やゲームを投稿しまくってたんだろうなぁ。