龍が如く 劇場版(asin:B000SADJJG)(asin:B000SADJK0)

北村一輝+岸谷悟郎まつり。それ以外はすべて瑣末。キャッチコピーの「憎しみすらも愛」って、愛しているのは真島の兄貴、対象は桐生一馬ですか(^^;)。うわー、全然間違ってない(^^;)。
100億の幼女? 因縁の錦との対決? 何ですかそれ(^^;)?


なんというか、脚本的にはものすごいシリメツレツな映画です。話のキーになるはずの100億の話にしても、宿命のライバルのはずの錦の話にしても、ほとんど語られずにいきなり出てきてけりがつくし。
映画版オリジナルの要素(二人組強盗団と、銀行強盗の話)も、当たり前ですが全然お話に絡んできません。韓国人ヒットマンに至っては、いなくても落ちにまったく影響しませんし。しょせん物語的には本筋を追いかけている間の時間経過や「一般の神室町の描写」のためだけにいるので、大勢に影響があっちゃ困るんですけど。
にもかかわらず、原作ファンとしては非常に面白かったです。顔の感じは違いますが、桐生一馬はやっぱり最強のやくざでカッコいいし、間島の兄貴の無敵っぷりは相変わらずだし。あー、そうだよね。ストーリーはともかく、ゲームとしてはそういう感じだったっけ。後はキャバクラがあればなおよし……って、このごに及んで映画に変な要素を付け加えてもなぁ(^^;)。


ともあれ、楽しかったです。
突っ込みどころ満載で、突っ込み大歓迎な映画ですが(明らかにストーリーとしてはまじめに作ってないんだもん(^^;))、原作ファンにはおすすめ。
原作やってない人が見ると大混乱の映画ですが、「ところでどんなゲームなの?」と聞かれれば「この映画みたいなゲーム」としかいえません(笑)。
そういう意味ではプロモーションとしては最適ですね、これは。