縦シュー+音ゲー(http://d.hatena.ne.jp/ABA/20070715#p1)

魔法学校の制作(1年夏。つまりほぼ素人)で、言い出した奴はいました。
どんなゲームかというと、

  • 基本的にプレイヤーは画面中心固定(一応移動可だけど、動くと後述するシステムの恩恵を受けられない)
  • 攻撃ボタン複数。ボタンごとに方向が決められており、特定の方向から来る敵の出現直後に対応できる。
  • シューティング画面とは別に、スコア上をノート(各攻撃ボタンに対応)が降りてくる。これを指定のタイミングで押すと、ちょうど画面の端に出た敵に当たる。このとき、出現直後は絶対に弾を打たないので完全にタイミング通りに押せば1発も弾を打たれない(=プレイヤーがミスしない)。

突っ込みどころ満載のシステムです。
たとえば……

  • 弾幕系ゲーム(らしい)にもかかわらず、実際には弾画面に出ることはない。
  • 一度でも弾や敵をよけるためにプレイヤーを動かしてしまったが最後、ノートに合わせても出現に合わせられない。
  • そもそも、レベルデザインとノートの配置と再生する音楽の同期をどうとるのかという方法論が不明

などなど。いやー、いくら私が企画者にはなしをしても「どうだめなのか」を理解してもらえずたいそう苦労しました。一応そのチームのプログラマーが苦労して作ってみたところ、完成形はさすがにこれとは大分遠いものになりましたが(そりゃそうだ(^^;))。


ちなみに、一番理解不能だったのはこの不思議システムに彼がつけた名前でした。
「このM.G.E.システムって、どういう意味?」
「ミュージシャンの名前です」
「え?」
「M(ミュージシャン名ね)の歌のようにグルービィなシステムだからです」
やー、彼は今どこにいるんだっけ(^^;)? 魔法業界にいったのは確かなんだけど……。
念のため、彼自身は発想がアレで頑固だった以外は結構優秀でしたよ。