みずいろブラッド(asin:B000P9C3DI)

一応感動(笑)のエンディングまで。なのでネタばれありです。



もういいかな?
後半、あらぬ展開をするということだけ開発者インタビューで聞いていたので覚悟していましたが、いやいや、予想通りのあらぬ展開でしたね。よもや、公式サイトのストーリー解説1ページ目がこんなところで効いてくるとは(^^;)。
セカイ系まんせーな話の流れに、痛々しい加藤くん(怪我もさておき、家庭環境に対するネタふりが……)や、超的確なおまけに対するコメントなど、狙い済ましたところにてらいもなくたどり着いているのがなかなか快適です。
短いといえば短いですが、このたれ流し感は狙ったところだろうしなぁ。
しかし、ほんとにターゲット不明(不在、じゃなくて)なゲームですね、これ(^^;)。子供向けの見かけだけど、子供は遊べないし(どこの子供が「蕨」って漢字を読めるよ(^^;))、女性向けというには落ち周りの展開が意味不明だし、オタクがあのキャラを喜ぶわけ……喜ぶかな、やっぱり(^^;)。なんと、こんな見かけの割にオタク向けのゲームだったのか。
そう考えればUGSFネタや、セカイ系の展開や、連邦の白い奴ねたや、「コレジャナイ」の連呼(なんと、専用音声すらもある(^^;))もふに落ちますね。ほんとか(^^;)?


そうそう、もう一つ驚いたのが、これ、バンダイナムコゲームスの「バンダイレーベル」なんですね。デザイナーの横尾さんがナムコ側の人だったので、スタッフ自体も「解盗ルソー」のエンジンを流用したのかと思っていたのですが、バンダイ関連の人たちが作っているっぽいです。音楽もカワゲンさんか神前暁さんかなぁと思っていたら違うし。
とはいえ、実際にはスペシャルサンクスに指田稔さんがいたり(UGSF関連?)、神前さんじゃないにしても有限会社もなかの人が音楽やってたり(元ナムコの方々です)、微妙な人材交流が見えて面白いです。バンダイナムコゲームス自体は合併後に(少なくとも作品には)あまり合併効果が出ているようにも見えなかったので、財務レベルでの改善がメインなのかと思っていたのですが、今回ぐらいの線引きだと面白いですね。完全に溶け合うと、ナムコ側の人たちの個性がマスに埋没しちゃいそうですが。
山のように出ているゲームの中でこういうソフトが一本二本あってもいいですよね。あと、あらぬキャラクターグッズがたくさん出て、原作ゲームを知らない人(それこそ女性や子供)がグッズを買うような時代が来ると楽しげです。
あ、そうそう、私が手に入れた金曜日の時点で、都内某店の在庫は後1本(日曜日にはすでになかった)ことを考えると、実は結構な人が買ってるのかな? 売れてるといいなぁ。
「応援団」や「くりきん」があまり売れていない現状(なぜだろう??)を考えると、トータルであまり本数行かないような気も、何となくはするんですが……。