OLPCのゴール(http://d.hatena.ne.jp/squeaker/20061121#p1)

うーん。なんか日本のマスコミを見ていると、OLPCは「ディジタルディバイドの解消」が目的のように見えちゃいますね。

少なくとも、公式ページ(http://www.laptop.org)の表現では

我々のゴールは、世界中の子供達が色々な探求・実験そして自己表現をする新しい機会を提供することにあります。

と、もっと広い意味での「教育」を見ているようなのですが。
もっとも、日本の教育機関もきちんとコンピュータを教育に取り入れているようには見えませんから、マスコミ一般は、「コンピュータ」と「教育」という言葉から、「コンピュータを使った教育」ではなく「コンピュータの使い方を教育」としか想像が働かないのかもしれませんね。


公開されているSqueakのワークショップの親の側の感想を見ていると、「Wordの使い方すらも教えてくれない」とか「家で使えない特殊なコンピュータ(多分SqueakのUIを専用マシンと見てるんだろうなぁ)の使い方なんか習っても仕方ない」とかいう意見があるみたいです。
まだ、コンピュータを特殊なものとしてしか見ていないって意味では、「コンピュータを使った教育」というものを想像できないという時点でめいっぱいディジタルディバイドがそこにあるんだろうなぁ。
OLPCのハードウェアはさておき、OLPCの目指しているはずの何か、ぐらいは日本でも教育に取り入れてもいいのに。なんてことを思う今日このごろです。


え? 私?
そりゃーもう、「コンピュータの使い方を教育」の第一人者でんがな(笑)。だって、魔法使い(wizard)を育てる魔法先生だもん。
……だめじゃん(^^;)。