HOMESTAR PORTABLE(asin:B000HAJWM0)

セガの新作。メガスター大平貴之さんとセガトイズが作ったヒット作「HOMESTAR」(asin:B0009F2CR0)の周辺作品。
しかし、一口に「周辺作品」と切って捨てることのできない本気っぷりがすごいです。見る人が見れば、ファンタジーシアター(施設としてのプラネタリウムの「通常投影」にあたるもの)の脚本とその演出を見るだけでもその本気の片鱗をまざまざと見ることができます。解説内容がわからなくたって、全部のプログラムにそれぞれ別のBGMがきちんと作られてるんですよ! 何もそこまでしなくても(^^;)。
エンターテインメントとして見なくても、電子星座早見盤としてだけでもかなり使えます。背景球を携帯機で使うってのは、こういうすごい効果があったんですね。しみじみ考えれば当たり前なんですが、非常に印象的でした。


幸い、値段も高くないことですし、普段PSPをメディアプレイヤーとして使っている人たちが何の気なしに買って、「綺麗だけど、すぐに飽きるんだよねー」とか言いながらたまに引っ張り出すなんてな感じでそこそこなヒットを飛ばすだけでも、今後の世界が大幅に変わっていくような気がします。


ちなみにお気に入りは「石垣島の贅沢な夜」。最後の一言「朝になりました」というお約束のセリフだけで、もう。
しかし、うすうす気づいていたPSPの液晶のものすごい応答性の悪さがえらい強調されるソフトですね、これ。