planetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜(asin:B000FGPHLQ)の、おまけ小説

涼元悠一
面白かった! なんというか、わかりやすいジェイムス・ティプトリーJr.って感じで。……あれ、なんか微妙に褒めてない(^^;)。
でも、純粋に面白かったんですよ。ほんとに。


本編を最後までやれていないので、ネタばれの部分がポロポロとあるんだろうな、とは思いましたが、本編のストーリーやテーマなどを別の切り口から切り取った作品群はどれもこれも綺麗でした。特にお約束として第1話と第3話の「星の人」の下りがお気に入りです。
荒廃しきった世界で、直接の役に立たない科学知識を歯をくいしばって次代に繋ぐというネタは燃えるものがありますね。科学の申し子としては。本編もそういうテーマが一部入ってましたけど。
最後の1話は、それでもSF的には科学考証に無理があるような気はしますが、これもティプトリーだと思えば……(^^;)。
ともあれ、いいもの見させてもらいました。