SVGCATS2
先日(id:Florian:20040917#p1)書いた「SVGCATS」使っています。ひたすら、メモ書きのためだけに。
CATって名前は「Computer Aided Thinking system」の略称らしく、古くからの神林長平ファンとしてはちょっとにやり。「敵は海賊」ですな。
UIとして、パレットで選ばれているものが確定後も選らばれっぱなしってのが実は使いやすかったり。
- 「わくつきテキスト」を選択
- ドラッグして位置を決める
- 内容を書き込む
という一連の動作を繰り返して行くと、なんとなくそれっぽいメモが出来上がって行くのが便利です。この状態でも、出来上がってすぐの「わくつきテキスト」を選択したり、位置を変えたりできるし。
使って見て分かったのですが、 Florian のメモって、文字の位置と文字間のつながりさえあればあとは何とかなるような、そんな感じがします。強力な機能っていらないんだなぁ。
あと、便利な機能として、以下を活用しています。
- 矢印・線
テキスト間を自動で結ぶ機能が便利です。指定自体がてきとーでもなんとかなるので。
ただ、一気にテキスト枠をたくさんつくって、その間を結ぼうとすると2回目以降は「線」ではなくて「選択」と見なされるのがちょっと面倒。いや、そのたびに「線」のパレットをクリックし直せばいいんですが。
- 塗りつぶし枠
いくつかの既に書かれてあるものをグルーピングする時に活用しています。マニュアルにそういう使用方法が乗っていたし、試しに。何が便利って、単に書くだけで、自動的に「テキスト」とかよりも下のレイヤーになるのが。
あー、使用用途を固定してつくってるんだなぁ。順当に考えると、最後に書いたものが一番上にくる方が直行性高いのを、わざわざいじってるし。もちろん、この場合は褒めてます>使用用途を固定
- 手書き入力
スライド/タッチパッドでは使いづらいですが、マウスでは予想以上に思った通りに線が引けて快適です。
Windows Jurnal Viewerをインストールしようとしてだいぶはまりましたが(^^;)。
あ、でも、テキスト枠と手書き線を組み合わせた図を印刷しようとすると、画面と異なる表示になるのは珠に傷。SVGCATSの印刷プログラムがおかしいのかな?それとも、SVGの解釈が間違ってるのかな? Adobeのビューワで見て印刷すれば奇麗に行くのかも。
- タスクトレイに常駐
プログラムだけ常駐して、データは毎回書きだし/読み込みしているとのことでしたが、ほぼストレスを感じません。ファイルを明示的にセーブしないディフォルトの状態(ファイルに対する正式な文書の構築が主目的ではないので、これで正解だと思います)では、カレントの1ファイルがほいほい呼び出されるのは快適です。
ただ、呼び出されるたびに、「最上位のページがブランクじゃない時には自動的にブランクページを挿入」するのは、ちょっとうっとうしいような。設定、あるのかな?
ともあれ、思ったよりも便利です。マウスとキーボードでも結構行けますね。
しばらく、なるべくSVGCATSで書きなぐってみましょう。標準フォーマット(SVG)で出力されるから、何かの弾みで使えなくなっても使い回せるでしょうし。