Squeaker夜の集い(http://swikis.ddo.jp/umejava/21)
一日たって読み返してみたら、何がどう「Squeakの日」なのかさっぱり判らない(^^;)。なので、追記します。
LLDNのあと「Squeaker夜の集い」に行ってきました。Slashdotには「門外漢が行くとお呼びじゃないだろう」とコメントされていましたが、ええと、その通りでした(^^;)。
思い出せる限りの内容を列挙するとこんな感じ。
- 「夜の集い」でGoogle検索すると、トップが「Squeaker夜の集い」になる(8/27現在)件
- SeaSide on Squeakで、わずか3分でMixi(自称)、はてな(自称)、Google(自称)
- Squeakバスケット
- Mac VMを日本語対応にさせるための圧力団体(?)
- なんか、すごい、scratch。特にUI。「無限ループ」や「条件判断」の形状が特に
- まぼろし(?)のSqueak3.8とやがて訪れるSqueakLand2005
- Tweak正式採用版はSqueakLand2006(2006/4リリース予定?)
- fieldserverや新・世界聴診器やESP企画のCロボなど。現実世界とコンピュータ世界の間の入力と出力のインターフェース(境界面)
- 有限状態機械人間養成ギプスとしてのSwimmy
- アニメーションツールPosy
- SVGエクスポート
- タイムドメインスピーカーを持ってきて、Terry Riley in Cを演奏。ついでに万博に出ようの件
- LLDN凱旋( (^^;)?)演説
教育関係の方や、芸術関係の方もいらしていた……はずなのですが、こういうとなんですけど、確実に「引く」よなぁ(^^;)。人文的なお話よりも、目一杯技術よりのお話がほとんどでした。
その上でいくつかコメント。
- 夜の集い
- 一般名詞じゃないの(^^;)? そんなにこの言葉使わない?
- scratch
- 「つながる」「つながらない」ということをパネルの形状で表すのがうまいです。あと、オーバーラップドマルチウィンドウはやっぱりUIとしてはあまりわかりやすくないのかなぁ。
- Tweak
- いろいろMorphicには泥臭い部分があるらしいので、Tweakを正式採用する予定で動いているそうです。でも、Islandなどの確実に必要な機能は判るのですが、SqueakToysとSmalltalkの間がますます開くのは、OSを読んだり書いたりするハッカー養成という意味ではちょっとなぁ……。
- fieldserver,新・世界聴診器,Cロボ
- 物理的デバイスまんせー! 加速度センサーをつないじゃった人がいるという話も素敵。
- Swimmy
- 横川さんのコンセプトがはっきりしていないように感じられましたが(語り口の問題かなぁ?)、岡目八目からは、「有限状態機械(state machine)」という切り口で世界を観察させるためのすばらしいツールとして注目しています。現実世界をノイマン型コンピュータの判る形で論理化するにはすごい訓練が必要だと思っていますが、Swimmyを幼少のみぎりに与えると思考自体がノイマン型コンピュータに最適化されるような気がします。もちろん、明確なコンセプトと教育指針があればこそ、ですが。魔法学校の企画コースの子達に触らせてみようかなぁ。
- Posy
- スペルに自信ないですが(^^;)、タイムラインによるアニメーションと行動の抽象化という発想は面白いですね。これが標準で乗るとAnimation Blackholeがだいぶ削減されるのでは?(逆に、このツールばっかり使ってスクリプト書かなくなるかなぁ?)
- SVGエクスポート
- プリントアウトだけじゃなくて、昔のDisplay PostScriptみたいに、Display SVGってミドルウェアはないのかな。どんなに拡大してもジャギー無く動くの。
- Terry Riley in CをSqueakで演奏
- 現代音楽は楽しいなぁ。「マルチループ」を標榜していたナムコの「ネビュラスレイ」4面*1をふと思い出してみたり。……しかし、標準のSoundは音質が悪くてあまりにもったいない……。
あ、全然イベントとは無関係ですが、個人的には移動中にいろいろお話ししていたid:sumimさんの博識っぷりがたいそう楽しかったです。
*1:ベース+ドラム、バッキング、メロディの小節がそれぞれ互いに素になっている